医療法人 淳信会

着物いろいろ

女医 のぶこママ のひとりごと 着物いろいろ

茶道を初めてから、以前にもまして着物が好きになりました。
元々、母の嫁入り道具として祖母が用意した着物が何枚かあり、成人式や謝恩会、友人たちの結婚披露宴などで着ていました。
そのたびに刺繍や染めの美しさに魅入っていましたが、その中に1枚だけ地味な着物がありました。
当時は見向きもしませんでしたが、染め抜きの家紋以外になんの装飾もないその着物こそが茶道に欠かせない『色無地』だったのです。
『わび茶』とはよく言ったもので、無駄を省いた簡素な茶室に野の花や掛け軸、茶器などで控えめに季節を表現する茶道の世界では、華やかすぎる着物はあまりにもアンバランスで不似合いです。
茶器や花を引き立てる着物こそが完成された美を作り上げてくれるなんて、なんだか不思議ですよね。とはいえ、そんな堅苦しい着物ばかりではありません。
私は古着屋さんをよく利用するのですが、紬やウールなど普段使いの着物なら数千円から手に入りますし、帯ならさらにお手頃価格!洋服では躊躇してしまう大胆な色柄だって着物なら着こなせてしまうから不思議です。
浴衣にいたっては、目移りするくらい可愛い柄がたくさんありますよね。来年の花火大会は何を着よう?コーディネートを考えるのも楽しみの一つです。