検査メニュー骨密度測定
骨粗しょう症(こつそしょうしょう)は、骨の量(骨量)が減ってスカスカになり、骨がもろく折れやすくなる病気です。自覚症状が乏しいため、病気に気付きにくく知らないうちに徐々に進行し、 高齢者では骨折がもとで寝たきりになってしまう人も少なくありません。若い方も、極端なダイエットや偏食などでカルシウム不足の食事を続けたり、カルシウムの吸収を阻害するたばこやアルコールなどの過剰摂取、運動不足などの生活習慣を続けていると、気付かないうちに骨密度が低下している可能性がありますので、骨の健康状態を確認することが大切です。 当院で行っている骨密度検査は、足のかかとで簡単にできる簡易検査です。 かかとの骨が正常でも他の部位の骨が骨粗しょう症の場合もあります。このような方にオススメです!
- 身長が縮んだ方
- 閉経後の女性
- 継続して1年以上生理が止まった期間がある方(妊娠期、閉経、子宮摘出の場合を除く)
- 極端なダイエットをしたことがある方
- 偏食がある方
- 運動不足の方
- 喫煙経験がある方
- お酒をよく飲む方
- ステロイド薬を長期間使用中、または使用していた方
- 身内に骨粗しょう症になった人がいる方
骨密度測定に関する当院の強みと特長
- 短時間で測定可能
- 検査の所要時間は5分程度です。かかとを足台にのせて、かかとの骨に超音波をあて、超音波が骨を通りすぎる速度で骨密度を測定します。結果もすぐに分かります。
- 被ばくのない安全な検査
- X線の被ばくがなく、妊娠中の方も測定可能です。
ただし検査時にアルコールを使用しますので、アルコールにアレルギーがある方は事前にお申し出ください。
- わかりやすい検査結果
- 骨の年齢など、わかりやすいグラフで結果が表示されます。
骨密度測定検査・治療の流れ
- Step1検査方法
- 検査する足にアルコールを噴霧し、検査機器に足を乗せ、かかとの部分を液体の入った袋で両側から挟んで測定します。
測定の結果は、同じ年齢の平均値と比べて何%なのか、また若年成人時と比べて何%なのかというかたちで表されます。
- Step2検査結果の説明
- 若年成人の骨密度の平均(YAM:若年成人平均値)と比較して判定がなされます。
若年成人の80%以上=正常、70%~80%未満=危険信号・骨量減少、70%未満=骨粗しょう症が疑われます。
骨密度測定よくある質問
- 骨粗しょう症のおもな原因は何ですか?
- 体の中の骨は生きています。同じように見えても、新たに作られること(骨形成)と溶かして壊されること(骨吸収)を繰り返しています。骨粗しょう症は、このバランスが崩れることで起こり、骨がスカスカになってきます。骨粗しょう症は圧倒的に女性、特に閉経後の女性に多くみられ、女性ホルモンの減少や老化と関わりが深いと考えられています。
- 骨粗しょう症の症状にはどのようなものがありますか?
- 骨粗しょう症になっても痛みはないのが普通です。しかし、転ぶなどのちょっとしたはずみで骨折しやすくなります。骨折が生じやすい部位は、背骨(脊椎の圧迫骨折)、手首の骨、太ももの付け根(大腿骨頚部骨折)などです。骨折が生じると、その部位が痛くなり動けなくなります。また、背中や腰が痛くなった後に、丸くなったり身長が縮んだりします。
- 骨粗しょう症の予防方法や治療について教えてください。
- 【予防方法】
転ばないように注意。カルシウムを十分にとる。ビタミンD、ビタミンK、リン、マグネシウムをとる。適量のタンパク質をとる。禁煙し、アルコールは控えめに。運動、日光浴をする。
【治療】
内服薬や注射などによる治療。骨折した場合は、それに応じた治療が必要です。 - なぜかかとの骨で検査するのですか?
- かかとの骨は代謝速度の速い海面骨の割合が90%以上で骨量の減少が現れやすい場所です。骨密度が最初に落ちやすいことから、初期段階での骨密度測定には適しています。
骨密度測定メニュー・料金表
メニュー名 | 内容詳細 | その他 | 料金 |
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骨密度測定 | 検査時間 約5分程度 | 保険適応のある検査です。 |