検査メニュー内臓脂肪測定
おなかの脂肪には、「内臓脂肪」と「皮下脂肪」があります。皮下脂肪は文字どおり皮膚の下の皮下組織につく脂肪です。これに対し、内臓の周囲に蓄積するのが「内臓脂肪」で、おなかの部分の内臓脂肪面積が100cm²を超えると「内臓脂肪型肥満」と診断されます。内臓脂肪型肥満は、皮下脂肪型肥満に比べて生活習慣病や動脈硬化への影響が大きく、過剰に蓄積すると高血圧や脂質代謝異常、糖尿病などが発症しやすくなります。そのまま放っておくと動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病合併症(腎不全、網膜症など)など重篤な病気をまねくリスクが高まりますので注意が必要です。メタボ健診では内臓脂肪面積が100cm²以上を推定するために腹囲を測定しますが、腹囲を測定しただけでは内臓脂肪と皮下脂肪の違いは分かりません。この検査は、CT検査のような被ばくの心配がなく内臓脂肪面積を簡単に測定することができます。この検査は自費診療のみの検査です。このような方にオススメです!
- 高血圧・脂質異常症・糖尿病・脂肪肝・心筋梗塞・脳梗塞などが気になる方
- 体重が増えたり、おなかが出てきた方
- 自分にあったダイエット方法を知りたい方
- X線CT検査による被ばくが気になる方
内臓脂肪測定に関する当院の強みと特長
- 被ばくのない安全な検査
- 一般的に医療機関で行う内臓脂肪検査はCTによる画像診断が主流ですが、この検査は放射線を用いないため被ばくの心配がありません。
- 短時間で測定可能
- 測定時間はわずか5分。検査結果もその場で分かります。
- 高い精度
- 従来法のCT検査による内臓脂肪面積とも良好な相関を有しています。また、CT検査による内臓脂肪面積と腹囲長との相関は肥満になるほど低下しますが、この検査は比較的安定した精度を保っています。
- わかりやすい検査結果レポート
- 内臓脂肪面積が数値でわかるほか、腹部断面イメージ図で表示されるため、内臓脂肪の蓄積状況がわかりやすいです。
内臓脂肪測定検査・治療の流れ
- Step1検査方法
- 測定用マットの上に仰向けに寝ます。
測定装置と電極を腹部や手足につけ、軽い呼吸で数秒間、息を止めていただくだけです。
- Step2検査結果の説明
- 内臓脂肪を減らすことで、さまざまな疾患を予防、または改善させるよう、その方に合ったアドバイス。
ホリスティキュア酵素体質別の詳細アドバイスをご希望の方は、別途料金がかかります。
内臓脂肪測定よくある質問
- 保険で検査できますか?だれでも検査できますか?
- 自費の検査です。保険診療では検査できません。
腹囲(へそ位置)が65cm~120cmまでの方が対象です。この数値を外れると精度の保証ができませんので参考値扱いとなります。
ペースメーカーなどの体内植込型医用電気機器を使用されている方、妊娠およびその可能性がある方は検査できません。 - 内臓脂肪はすぐ減りますか?
- 内臓脂肪は蓄積しやすい一方で、減りやすいという特徴があります。食事や運動により、4週間程度でも大きく変化します。
- この検査とCT検査で測定した内臓脂肪の値は同じですか?
- 本邦において実施された臨床試験では、本装置により推定された内臓脂肪面積とX線CT画像解析による内臓脂肪面積における相関を評価しました。その結果、測定値は必ずしも一致するものではなく、測定値間にずれが生じるものの統計学的には相関係数0.85と高い相関性があることが確認されました。
- どのような機械を使用されていますか?
- デュアルスキャン(DUALSCAN)という内臓脂肪測定装置を使用しています。本製品は内閣府が設置した先端医療開発スーパー特区「難治性疾患を標的とした細胞間シグナル伝達制御による創薬」プロジェクトの1つであり、京都大学大学院医学研究科 内分泌代謝内科教授 中尾一和先生と、オムロンヘルスケアの共同研究により開発されました。
- 内臓脂肪面積の算出方法について教えてください。
- 独自のインピーダンステクノロジーにより、骨格筋や内臓と皮下脂肪を識別することで内臓脂肪面積を算出します。
- 腹部全断面積の算出:専用の腹部測定ユニットで腹部の形状の認識と、腹部全体の断面積を算出します。
- 除脂肪面積の算出:手足から微弱な電流を流した際に生じる腹部のインピーダンス(交流電流を流した際に生じる抵抗)を計測し、除脂肪(骨格筋・内臓)面積を算出します。
- 腹部皮下脂肪面積の算出:先に求めた腹部全断面積から、除脂肪面積および皮下脂肪面積を除くことで、内臓脂肪面積を算出します。
内臓脂肪測定メニュー・料金表
メニュー名 | 内容詳細 | その他 | 料金 |
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内臓脂肪測定 | 測定時間 5分程度 | 3,000円(税別) |